■妊婦体験システム MommyTummy
MommyTummyは、妊娠過程を疑似体験できるシステムです。温水を腹部の水袋に徐々に注入することで胎児の重さと温かさを呈示します。また複数のバルーンを膨らますことにより胎動も呈示できます。 男性が妊娠することはできません。「妊婦の私の気持ちも考えてよ!」と奥さんに訴えられたとしても「俺は男だ!分かるかけがないだろ!」という討論になります。 しかしながら、このシステムを用いることで、妊婦さんの受ける身体的負担や、命を宿す喜びを体験することができ、少しでも男性が妊婦の気持ちを理解できるきっかけづくりを提供できればと考えています。 |
水袋、タッチセンサ、加速度センサ、バルーン、バイブレータが設置されています。水槽内の温水をポンプを用いて水袋に注入することで、成長していく胎児の重さを呈示します。水槽の水はヒータを用いて羊水の温度に温められ胎児の体温を呈示します。エアコンプレッサからの空気を電磁弁により制御することで、バルーンを膨らますことで、胎児の胎動として呈示します。46個のバルーンが用いられており仮現運動(ファントムセンセーション)を用いて胎動ウネウネ感を呈示しています。また、腹部に設置されたバルーンを膨らますことで、胸の膨らみも呈示することができます。 |
妊産婦のパートナー、出産未経験の女性、無関心の男性に体験していただきたい。この程度で「妊婦の気持ちを理解できる訳がない」と否定的な意見を仰る方もいるかと思います。男性や子供が本当に妊婦の大変さや気持ちを100%理解することは不可能です。このシステムはあくまでもきかっけ作りでしかありません。このシステムを体験することで「わずかな時間だったけど大変だった。席を譲らないとなぁ〜」と少しでも妊婦さんの大変さに気づく動機作りができればと思っています。男性や社会が妊婦さんに対して自然に優しく接することができる環境づくりを目指したいと思っています。 |
Q1:このシステムの目的は?
現在では、男性が妊娠することはできません。「妊婦の私の気持ちも考えてよ!」と奥さんに訴えられたとしても「俺は男だ!分かるかけがないだろ!」という討論になります。 しかしながら、この”MommyTummy”を用いることで、妊婦さんの受ける身体的負担や、命を宿す喜びを体験することができ、少しでも男性が妊婦の気持ちを理解できればと考えています。
この程度で「妊婦の気持ちを理解できる訳がない」と否定的な意見を仰る方もいるかと思います。男性や子供が本当に妊婦の大変さや気持ちを100%理解することは不可能です。このシステムはあくまでもきかっけ作りでしかありません。
このシステムを体験することで「わずかな時間だったけど大変だった。席を譲らないとなぁ〜」と少しでも妊婦さんの大変さに気づく動機作りができればと思っています。
男性や社会が妊婦さんに対して自然に優しく接することができる環境づくりを目指したいと思っています。
Q2:MommyTummyはどのような動きをするのですか?
実際の妊娠では、通常、着床から臨月まで9ヶ月掛かりますが、MommyTummyで約2分で臨月のお腹までをシュミレーションすることができます。徐々にお腹が大きくなっていきます。また、胸も大きくなります。そして、5ヶ月目には、胎動を感じることができます。
2分のシュミレーションを行なったのち、胎児とのインタラクティブパートになります。胎児には機嫌モデルが存在します。激しく動くと胎児が怒ります。反対に、やさしく腹部をなでることにより、胎児の機嫌が良くなります。落としたものを拾う、また、寝た状態から起き上がる。椅子から立ち上がるなどの行為を通じて胎児とコミュニケーションを行います。
安定期に入るまでは、激しい動きを行うことは推奨されていません。あくまでもゲームですが、このインタラクティブパートを通して妊娠中の女性に優しく接することを体験することができます。
Q3:シリアスゲームですか?
MommyTummyは単に妊娠過程を疑似体験するだけではなくゲームの要素を取りいてています。胎児には機嫌モデルが存在しています。ジャケットには加速度センサが取り付けられており、激しい動きをすると胎児の機嫌が悪くなり「やめて!!」と激しく胎動を蹴り出します。反対に腹部をなでることで胎児の機嫌が良くなります。腹部には通電性の糸を用いた静電容量タッチセンサが縫い込まれています。体験者は、モノを拾ったり、ベットから起き上がったりしながら胎児に衝撃を与えることなく過ごさなければなりません。実際、安定期に入るまでは適度な運動は推奨されていますが、激しい動きは推奨されていません。 あ・く・ま・で・も、疑似体験のゲームですが、胎児を守る。安静にするをコンセプトに作成しています。
実際には、激しい動きをすると胎児が怒り出すことはないはずです。怒って激しい胎動を蹴り出すことはないです。逆に弱って弱々しくなるはずですが、今回はゲーム要素を高めるために本来とは反対のアクションを行なっています。
このシリアスゲームを用いて「お腹の胎児を守る」という体験をすることで、少しでも「妊婦さんを大切にする」ということを学んでいただければと思っています。
Q4:どのような技術が用いられていますか?
腹部に胎動を呈示するという技術を開発しました。実際の胎動は、子宮の内側から外側に対して働きます。しかしながら、”MommyTummy”は腹部の外側から内側に対して働くことで、胎動として錯覚させます。腹部に設置された46個のバルーンを膨らますことによってそれを実現しています。
Q5:市販化はされないのか?
私たちは、市販化したいと考えています。そして多くの方に体験していただきたいと思っています。しかしながら、クリアしなければいけない問題が複数存在します。バルーンが割ると交換しなければなりません、非常にメンテナンス性が悪いのが問題です。割れないバルーンを開発するか、また、バルーンに変わる素材を開発しなければいけません。
また、開発費が少ないことも大きな負担になっております。共同開発や、共同研究していただける企業を募集しております。またスポンサー様も募集しています。
Q6:どこで体験できるの?
学会やイベントなどで細々と不定期に体験会を実施しております。
ご要望がありましたら、までご連絡していただければと思います。時間が合えば、全国どこにでも展示に伺います。特に市町村で開催されている「両親学級」や「父親学級」に呼んでいただけると幸いです。
Q7:MommyTummyを借りたいのですが?
MommyTummyは世界中で1着しかありません。また、セッティングや操作など非常に難しいのが現状です。システムの貸出は行なっておりません。ただし、専門のスタッフが設営、展示を行うことは可能です。詳細は以下のQ8をご覧ください。
Q8:MommyTummyをイベントに呼びたいのですが?
私達は、より多くの方に妊婦体験システムを体験していただきまして、妊婦さんや女性が住みやすい世の中を作ることを目指しています。さまざまな場所で展示させていただきたいと思います。以下の注意点をご覧いただきまして、 までご連絡ください。
- 製品版ではなくプロトタイプの展示を行なっております。想定外の故障などで、展示の中止を余儀なくされる可能性もあることもご了承ください。
- 日程は、少なくとも2ヶ月前ぐらいまでにご連絡ください。
- 展示方式についてよく考えてください。過去にマタニティ系のイベントでは体験待ち時間が2時間半という行列になったことがありますが、ショッピングモールでの展示(事前告知無し)で1日の体験者が1名ということもあります。人通りの多い場所での呼び込みに対して、買い物のついでにいきなり妊婦体験をしたいという体験者はいません。TPOを考えたうえでご依頼ください。
- MommyTummyは現在一着しかありません。1回の体験時間は6-10分程度です。1時間で6~10人が限界です
- 設営に60-90分程度の時間、撤収に40-60分程度かかります。設営、撤収時に床が濡れることがございます。雑巾などをご用意ください。
- 広いスペースが望ましいですが、最低3mx3mのスペースがあれば展示は可能です。机と椅子、電源(1500W程度)をご準備ください。プロジェクタ、スクリーンをご用意いただければ大画面で出力することも可能です。
- これまで可能な限り多くの人に体験していただきたいという志で無償で活動を行なってきました。しかし、イベントの空なので便利使いされることが多く疲弊しました。また交通費や必要経費などを考えると無償での活動は困難になってきました。大変申し訳ないのですが、交通費と必要経費をいただければと思っております。(※展示イベントの事情や社会性によっては、減額することは可能かもしれません。要相談)
- 展示にかかる費用は、交通費(駐車場代)+必要経費+宿泊費+α(スタッフ日当)になります。必要経費とは、体験で使用する母子手帳代、フィルム代のことです。体験人数にもよりますが、1日あたり(関東圏で150,000円~)と見積もって
いただければと思います。 - 展示だけでなく、講演することも可能です。ご相談ください。