胎動共有システム

■胎動共有システム 2018

 

   Fetal movement systemは、胎動の計測を行い胎動を共有することができるシステムです。胎動は妊産婦しか感じることができません。その胎動をパートナーや周りに様々なアクチュエータを用いることで共有することができます。また胎動は胎児の命と密接な関係があるとされており、胎動が減少した場合、早期に病院に病院で受診したほうが良いとされています。胎動が減少した場合、胎動を客観的に計測しアラートを鳴らすことができます。

 

 

 Fetal movement systemは、胎動スキャナと胎動ディスプレイから構成されています。
 胎動スキャナは、胎動の発生した場所と強さを圧力センサ群を用いて客観的に計測し記録できます。計測データを3Dモデルにマッピングしモニタで確認することができます。
 胎動ディスプレイは、計測した胎動データを様々なアクチュエータを用いることで胎動を再現呈示することができます。

さらに詳しい説明 [圧力センサアレイを用いた胎動スキャナの提案 ]

 

 妊産婦のパートナーや家族に対して、妊産婦の胎動を共有し、生まれてくる子供に対して、これまで以上に愛情を持って接することがことを目的としています。
 また、現在、周産期医療の分野において、胎動の回数以外に、ほとんど研究が行われておりません。これまで、腹部のどの場所で胎動を感じたかは重要視されていませんでした。胎動の回数だけでなく、胎動の場所に関してのデータを収集することで、早期に胎児異常を発見して治療を行うことの知見を行うことの知見を導きだす可能性があります。